(pixiv拡大版→https://www.pixiv.net/artworks/90042541)
ヒューマノイドがメカバレするシーンはかなり好きな部類ですが
ちょっとガッツリやるには構造を真剣に考える必要があるので
本腰を入れてやるのは…と少し躊躇していましたが
今回やってみる事に。
この辺りは講談社ラノベ文庫での「ラストオーダー」で挿絵をさせて頂いた際に
念の為使うかもしれないという想定で
一応は思索はしてみていた案の一つな具合となっております。
体の表面からは人間的に見える様な内部構造意識といった見え方に。
やはりあのお仕事は色々挑戦する切っ掛けを与えて頂けたので
得難い経験でした。
過去に描いたイラストではギャラリー、単発イラスト一段目八列目での
金髪で頭に円環型のパーツを乗っけた戦闘用アンドロイド絵も
メカバレを意識して描いてみておりますが
今回はよりメカバレ感を強めた作品です。
人工皮膚に現れる体表の骨や筋肉の隆起は
ほぼ人間と同じく違和感が無い様に造られているというヒューマノイドイメージです。
人工筋肉メインな構造を想定に。
やはり内部をめくるとどうなるかはシリンダ・人工筋肉・モーターに分けられる思います。
人間的を目指すならば人工筋肉が適してるかもと思うのが個人的ブームです。
体はある程度どうにかなるんですが
顔となるとどうしても表情筋周りを正確に描いてしまうと
口周りと目の周りの構造でパンダの様な配置で不格好になってしまうので
メカバレはその辺りが鬼門だなと今回は実感しています。
個人的にはやはりメカバレの原風景として「ターミ●ーター」での
骸骨的な中身が見えているシュワちゃんのあの姿が脳裏に焼き付いているので
なるべく骸骨形式を目指したいというのが理想です。
今回では目・口周りの筋肉辺りはスキンの方に付随している、という設計で描いてみています。
骸骨の様な顔がスキンのき裂から覗くというのは
なるべく実現してみたいというのが己のロマンですよ。